【水泳】中京大学小西杏奈のスタートが珍しい？遅咲きスイマー女子背泳ぎにメダルを！

2018年8月21日2018年11月23日

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２０１８年アジア大会はもとより（祝！銀メダル獲得）

２０２０年東京オリンピックで、メダル獲得の期待選手として、

日本女子背泳ぎ期待のスイマーながら

遅咲きと言われる小西杏奈さんにせまってみたいと思います。

小西杏奈さんのプロフィール

名前：小西杏奈
読み方：こにしあんな
生年月日：１９９６年５月１０日
出身地：兵庫県豊岡市
身長：１５8ｃｍ
出身高校：豊川高校（愛知県）
大学：中京大学（スポーツ科）

2018年4月の日本選手権で
100メートル背泳ぎで59秒62という自己ベストで
優勝したのが小西杏奈選手です。

小西杏奈選手は遅咲きスイマー

小西杏奈選手は、

池江璃花子選手のように10代の頃から注目され続けた選手ではなく、

大学4年になって初めてＡ代表に選出された選手で、

いわゆる遅咲きタイプのスイマーです。

中京大学入学時の目標が、「中京大学在学中にA代表に入ること」

だった小西杏奈選手ですが、

目標だった初のA代表に選出されたのは、大学４年生の２０１８年。

なんとか目標期限ギリギリの達成となります。

①小西杏奈(新4年生)
②背泳ぎ
③兵庫県
④豊川高等学校
⑤筋肉女子目指します💪応援よろしくお願いします🙏 pic.twitter.com/gxbmK4YNiJ

— 中京大学水泳部 (@chukyoswim) 2018 年 3 月 19 日

在学中は、全国大会２位が最高。

やっと、2017年に、日本選手権１００メートル背泳ぎで

全国大会で初の優勝をしますが、

設定タイムに届いていなかったため

残念ながら代表には選出されませんでした。

努力が実らなかった悔しさをバネに、この1年は

筋力アップに励んできた結果、

２０１８年にやっとＡ代表選出されることとなります。

遅咲き努力家のスイマーである小西杏奈さんは、

支えてくれている人達のためにも今まで以上に練習を積み、いろんな大会で、

必ずメダルを取りたいと抱負を語ってくれています。

変わったスタート姿勢

この小西杏奈選手が他の選手と違って

目を引くのは

なんといってもスタート姿勢です。

通常、背泳ぎのスタートは

飛び込み台の下に設置されている器具を両手でつかみ、

上半身は台に近づけるように背中を丸めていますが、

小西選手の場合は、真逆で、

なんと頭を水面に近づけ、背中が反り返った状態で

スタートします。

スタートで蹴る足の位置も、通常のスタート位置よりも、

高い位置で蹴り、

入水角度も、通常スタートだと

背中がアーチ形を作るところ、

小西杏奈選手は、背中が進行方向に向かって

直線の状態でスタートします。

このスタート方法は、世界的に見ても珍しいのですが、

これは、普通のスタートがうまくいかない小西選手が

コーチと共に試行錯誤した結果、ようやくたどりついたスタート方法のようです。

「中学の頃から、普通のスタートがどうしてもうまくできなくて。」

と語る小西選手ですが、

この言葉の中には、遅咲きスイマーが、今までたくさんの悔しさを

味わってきたことを物語っているように感じます。

小西杏奈選手は筋肉ムキムキ女子

小西杏奈選手が、悔しさをバネに筋力アップに

励んできたとお話ししましたが、

どれほどの筋力があるかといいますと・・・

小西選手は、２５ｋｇの重りをつけて懸垂を

繰り返しすることができますし、

重いバーベルも、軽々と持ち上げているように見えます。

女子とは思えぬ、かなりインパクトのある筋力トレーニング風景です。

「体が小さい分、筋力で補う。これくらいやらないと、世界では戦えない。

これぐらいやっても、まだ勝てないので、やるのみですね。」

と笑う小西選手ですが、大変な努力家であることがわかります。

小西杏奈さんは１５９センチ。

この体は

水泳選手としては、ひときわ小さく、

ウィークポイントになってしまうため、

この弱点をカバーするに、筋力アップに努めてきた結果、

水をかく力が増し、小西杏奈選手のタイムは向上。

代表に選出されるまでに成長しました。

テレビ番組で小西杏奈選手のスタートに命名？

小西杏奈選手のスタート姿勢は世界に一人だけなんだとか。

そのため、テレビ番組で、名前を付けようと、

いくつか候補があった中で、

最終的には小西選手が付けた名前。それは・・・

Ａｎｎａジェット

小西杏奈選手の名前＋速いイメージのジェット

となりました。

さあ、この名前が浸透するように

小西選手には、ますます活躍してほしいですね。

体脂肪率は14％

ちなみに、アジア大会後のテレビ出演では

体重は1ｋｇ増え

体脂肪率は3～4％減り、14％くらい

と、語っていました。

肩出しの服は、筋肉がすごいので

恥ずかしくて着れないそうですが、

お腹なんか、全くぜい肉なしの、美しい姿でした。

水泳選手になったきっかけは寺川綾選手

２歳の時から水泳をはじめた小西杏奈さん。

ある時、

地元の兵庫県で開催された大会で

元オリンピック選手で、長らく

日本の女子背泳ぎを長くけん引してきた

寺川綾選手の隣のコースで泳ぐきっかけがありました。

そのとき

「五輪選手って、こんなに速いんだ。」と感動し、

寺川綾さんのことが、もっと好きになったそうです。

そして、

「やっぱり速くなりたい！と思ってここまでやってきた。好きだからこそ抜かしたいです。」

と、憧れの寺川綾選手について語っています。

人気、実力ともにエースだった

寺川綾選手が引退してからは、日本の女子背泳ぎは低迷。

そのことについて、小西杏奈選手はこのようにも語っています。

「日本の女子背泳ぎは弱くなったとは言われたくない。自分が変える。

私が一番になってやろう、世界で勝ってやろうという気持ち。」

なんとも、頼もしいではありませんか。

そして、めざすメダルの色については、

「しっかり前半から入れる選手になって、58秒でメダルを獲りたいです。」

メダルは何色？　「いい色で、金色で。それを目指して頑張ります」とも。

小柄な体に反して、強気に語ってくれる頼もしい小西杏奈選手に

東京オリンピックのメダルも期待できそうですね。

小西杏奈選手ジャカルタアジア大会　女子１００ｍ背泳ぎ銀メダル獲得！

写真載せるの忘れてた😆
やっぱりなっちゃんは強かった笑
良きライバルとして切磋琢磨して記録up目指します💪
あと、カッコイイとか、筋肉やばいとか、嬉しいんでもっと筋力着くように👍💕笑#アジア大会 #AsianGame2018 #トビウオジャパン pic.twitter.com/cybmQDi2DX

— 小西杏奈 (@TsBa67) 2018年8月23日