天皇奈良訪問で神武天皇陵参拝へ平成のお墓は小さい?
天皇、皇后両陛下は2019年4月30日に
天皇陛下が退位する旨を報告するため、
2019年3月26日(火)、奈良県橿原市(かしわらし)にある
初代天皇である神武天皇陵を参拝されました。
これは
退位に関する儀式の一つである
「神武天皇山陵に親謁の儀」(じんむてんのうさんりょうにしんえつのぎ)のためであり
両陛下の同陵への参拝は、即位後4回目のことだそうです。
初代天皇は神武天皇
神武天皇とは、日本のはじめての天皇で、
今の奈良県橿原市(かしわらし)に宮殿を作り
日本の天皇制の歴史を作った原点ともいえる人物です。
天皇陵とは、天皇のお墓のことですので、
神武天皇陵とは、初代である特別な天皇が眠っているお墓。
ということになります。
この神武天皇陵への参拝は
結婚など、ことさら特別な時にするそうです。
両陛下の参拝姿は?佳子さまは美智子皇后陛下とおそろい?
天皇陛下はシルクハットを手にし、モーニング姿。
美智子皇后陛下は、グレーのロングドレスの参拝服姿で、
天皇陛下の腕にそっと美智子皇后陛下が手を添える形で、
砂利が敷き詰められた参道をゆっくりと進み、
神武天皇陵に玉串をささげて深く拝礼。
「親謁の儀」(しんえつのぎ)を行われました。
前日になる2019年3月25日は
秋篠宮家の次女、佳子さまが、昭和天皇が埋葬されている武蔵野陵(東京都八王子市)を参拝し、
国際基督教大(ICU)を卒業したことを報告されています。
昭和天皇の天皇陵への参拝は、人生の節目の時に報告するものだそうです。
そのため、大学卒業という節目での参拝ということなのでしょう。
この時の佳子さまの装いは、グレーのロングドレスに黒い帽子姿。
まるで、おばあさまの美智子皇后陛下がお召しになった装いと、おそろい?と思いたくなるような
雰囲気のよく似たグレーのロングドレスでした。
祖母と孫娘が、同じグレーのロングドレスということで、
場所は違えど、なんだか素敵だなぁと感じました。
佳子さまが参拝された昭和天皇のお墓がある武蔵陵墓地(むさしりょうぼち)ですが、
ここは、東京都八王子市長房町にある皇室墓地です。
ここには、大正天皇両陛下が奉られている大正天皇陵・貞明皇后陵と
昭和天皇両陛下が奉られている昭和天皇陵・香淳皇后陵の4陵が造営されています。
将来、平成天皇両陛下のお墓も、この武蔵陵墓地(むさしりょうぼち)に造営されるのですが、
天皇陛下は、大正天皇両陛下、昭和天皇両陛下のお墓のように広い敷地を使うお墓ではなく、
半分の大きさの敷地に、美智子皇后と隣合わせにしての造営を希望されているそうです。
そして、代々、天皇陛下は、土葬が慣わしでしたが、
土葬ではなく、火葬を希望とのこと。
火葬場は、敷地内に新しく造ることになるようですが
平成の天皇は、土地もお金も華美なものは求めていらっしゃらないようですね。
退位までの儀式は?引っ越しもあって大変・・・
退位関連の儀式は、
2019年3月12日の「奉告の儀」からスタートしました。
「奉告の儀」は、天皇陛下が皇居内の宮中三殿に退位やその期日を報告するもの。
その後は、3月15日に「奉幣の儀」が行われています。
この「奉幣の儀」は陛下の使者が伊勢神宮と神武天皇陵、昭和天皇はじめ前四代の天皇陵に報告し、供え物をささげるもの。
両陛下は今後、2019年4月18日に伊勢神宮へ、
4月23日に昭和天皇の武蔵野陵(東京都八王子市)にも参拝し、
退位することを報告します。
4月30日の退位まで、
儀式がたくさん残っている両陛下ですが、
じつは、引っ越し準備もしなくてはいけないため、
実は、ものずごくハードな日々を送られているとのことです。
ご高齢な両陛下ですので、お体が心配です・・・。
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