全日本女子監督中田久美監督がテレビ番組で、
唯一、勝てなかったという消えた「天才」、
大谷佐知子さんについて語りました。
大谷佐知子さんとは、どのようなスゴイ方で、
今は何をしていらっしゃる方なのでしょう。
大谷佐知子さんの若かりし昔の画像とともに
お伝えします。
中田久美が勝てなかった唯一の消えた「天才」とは？
輝かしいバレーボール人生を送り、
15歳の時から敵知らずで、レギュラーを勝ち取り続けてきた
中田久美さん。
彼女の人生は、こちらで・・・
全日本中田久美監督の伝説はバレーだけにあらず！セミヌードや離婚も一喝？
バレーボールを始めて以来
「天才」と言われ続けてきた中田久美監督が
唯一
バレーボールも性格も、「勝てなかった」という「天才」が
いたそうです。
何人ものバレーボール選手と接してきた中田久美さんが、
その中の「トップ」と評し、
将来を一番嘱望された選手だったと、いう選手。
その選手は・・・
大谷佐知子さん
知っている方はいらっしゃると思いますが
1980年に、史上最年少で中田久美さんと
全日本入りした15歳の二人のうちの
もう一人の選手です。
大谷佐知子さんのプロフィール
名前：大谷佐知子
読み方：おおたに さちこ
生年月日：1965年8月3日
出身：大阪府吹田市
身長：178cm
体重：74kg
血液型： O型
愛称：オウ
ポジション：MB
指高：225cm
利き手：右
スパイク ：307cm
ブロック：289cm
バレーボールを始めたのは中学2年の時。
それなのに中学3年の時には、中田久美さんと
共に全日本入りをする抜群の才能の持ち主。
バレー歴たった1年で、全日本に選出されるなんて、
信じられますか？
ありえませんよね。
高校は、四天王寺高等学校に進学。
エースアタッカーとして活躍し、高校三冠を達成。
高校卒業後はカネボウに入社。
１９８４年、ロサンゼルスオリンピック出場し３位に。
しかし・・・
その後、日本リーグには出場していますが、全日本入りはできていません。
大谷佐知子選手は、
なぜ、急に「消えた」のでしょう・・・。
じつは、大谷佐知子さんは
１９８８年のソウルオリンピックの前に
右膝靭帯損傷という大怪我を練習中に負ってしまいます。
その怪我が完璧に治らなかったため、
選手生命を早く閉じざる負えなくなったのです。
しかし、この怪我、
じつは、手術をして1年のリハビリさえすれば
完治する怪我だったのです。
しかし、彼女は、手術を受けず、無理をして選手を続けてしまいます。
なぜ、彼女は、完治するはずの怪我だったのに、
手術を拒み、無理をしてしまったのでしょうか？
大谷佐知子さんが手術を拒んだ理由とは？
手術後、１年リハビリさえすれば、
すっかり完治するはずだった怪我だったのに
わざわざ、手術を拒み、無理をして試合に出ようとした理由は・・・・
中田久美さんとの約束を果たすため。
１５歳から全日本入りした中田久美さんと大谷佐知子さんは
二人して、ロサンゼルスオリンピックに出場し、
銅メダルを獲得しています。
でも、このオリンピックでは、二人はまだ、若く、
先輩たちがメインとなって、試合を引っ張ります。
そのため、
４年後のオリンピックでは
必ず、自分たちが中心となって活躍し
絶対に優勝しよう！！
という約束をしたのです。
この約束を、どうしても守りたかった大谷佐知子さんは、
手術を拒み、どうしてもオリンピックに出るために
体に無理を課してしまったのです。
大谷佐知子選手の凄さとその後・・・
結局、彼女は、怪我のため、オリンピック出場はかないませんでした。
選手は続けたものの、
中田久美さんのような活躍をすることなく
１９９９年、引退していきます。
大谷佐知子さんは、このことを、ずっと
中田久美さんには伝えていなかったようで、
テレビ番組で彼女の手術拒否の理由を知った中田久美さんは、
とても驚いた様子でした。
中田久美さんから見た、大谷佐知子さんという人は
はじめて会った、代表入りの練習の時から、
アタックの強さが猛烈で、「大砲」だったそうです。
「一番将来を有望視されていた選手で、
私なんかより全然上手」とも。
大谷佐知子さんの２年後輩にあたる
大林素子さんも
「４０年見てきた中で、こんな
すごい選手は見たことない。」
と評しています。
もう一度言いますが、
バレー歴1年で、もう、
すでに「大砲」だったのです。
なんという、才能なのでしょう！！
そして、
大谷佐知子さんは、バレーセンスだけでなく、
性格も凄かったようです。
あの、中田久美さんでさえ、はじめて代表入りした時は
先輩たちに圧倒されて、萎縮していたというのに、
大谷佐知子さんは、先輩たちに臆することなく
なんと、意見まで言っていたといいます。
チームを引っ張る力がすごくて、
本当に「エース」という感じだったと。
事実、大谷佐知子さん自身も
自分のアタックには自信を持っていて
「お姉さんたちよりも
なんで私たちを使わなへんのかな。
こんなん、勝てるはずない。」
と思っていたそうです。
全日本選手を相手に、超強気。（笑）
これが、バレー歴１年で代表入りするほどの
「天才」の言葉です。
すごいです。大谷さん。
中田久美さんにとって、
大谷佐知子さんは、バレーの能力も、性格も
まさしく「天才」だと思ったようです。
大谷佐知子さんは今？
今、大谷佐知子さんは
大阪、吹田市の教育委員会で働きながら、
バレーボールの指導者としても
子供たち、バレーを教えています。
「世界で活躍する子供を育てて、
日本代表監督の久美のところに預けたい」と、
語っておられました。
大谷佐知子さんは、
はじめて中田久美監督の試合を応援に行き、
「久美の応援団として少しでも支えになりたい」
と変わらぬ友情を語っています。
時は流れても・・・、言葉はなくとも・・・・、
二人の間にはかたい友情が
揺らぎなく存在しつづけていたようで、
なんだか、とっても
感動してしまいました。
まとめ
女子バレー、日本代表の監督
中田久美監督が、唯一勝てなかった「天才」
大谷佐知子さんのプロフィールや凄さ、
そして、今についてお伝えしました。
すべての画像出典：ＴＢＳ「消えた天才」より
最後までお読みいただきありがとうございました。
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