2024年1月1日、広範囲にわたり大型の地震が発生し、石川県では甚大な被害が発生しました。
令和6年能登半島地震です。
多くの方が被災してしまいました。
家屋が倒壊、津波発生、火事発生等、被害が拡大しました。
被災地へのボランティアに参加したいと思った方もいるでしょう。
ボランティアに参加してみたい。でも
ボランティア参加が、逆に被災地の方々の迷惑にならないようにするためには
どのように参加したらいいのでしょう。
ボランティアの参加方法についてまとめました。
追記:
・・とその前にまずは・・・
ちょっと待って!能登半島地震への災害ボランティア
今、石川県は、被災で大変な状態になっています。
そして、ボランティアの受け入れ体制が整っていないということで、
ボランティアの受け入れはSTOPしています!
石川県内は、道路も、あちらこちらで寸断され、通れる道路が限られています。
そこに、ボランティアの人々の車も押し寄せたら、ただでさえ渋滞しているのに
もっと混雑させてしまいます。
熱い気持ちを届けたい!人を助けたい!
わかります!!
でも、混乱時は余計な混乱を招いてしまうということも忘れてはいけませんね・・・。
災害ボランティアは何をするのか?
※被災地がボランティアを受け入れられる状態になったら
ボランティアに参加してください。
ボランティア活動は多岐にわたります。
- がれきの撤去
- 泥だし
- 室内清掃
- 炊き出し
- 心のケアの手伝い
- イベント活動のサポート
- 災害ボランティア運営の手伝い
など、被害状況が大きければ大きいほど、ボランティア活動の内容は多岐にわたります。
ボランティアに参加する方法
災害が発生すると、すぐにでも被災地へ駆け付けたいという強い気持ちに突き動かされる方も多いと思います。
しかし、忘れてはいけないことは、無闇に駆けつけてはいけないということなのです。
過去には、多くの人がボランティアに駆けつけ、逆に、迷惑になったという事例もあります。
助けたい気持ちが空回りしないようにしてください。
地元のボランティアセンターに登録する
まず、日頃から、ボランティア活動に興味がある方は、
お住まいの自治体のボランティア団体に登録しておくとよいでしょう。
「〇〇市 ボランティアセンター」「〇〇市 ボランティア」など、自分の居住地の市町村のボランティアセンターを検索してみましょう。
自分の居住地の社会福祉協議会が管理するボランティアセンター、
もしくはNPO、私団体のボランティア団体が見つかると思います。
これらの登録した地元のボランティアセンターやボランティア団体から、
ボランティアに向かうことができます。
被災地のボランティアセンターに登録する
被災地によって、状況はかわりますので、一概には言えないのですが・・・
被災地の災害ボランティアセンターは、災害時に、被災地の社会福祉協議会が中心となり開設され、
個人ボランティアの登録を受け付ける場合があります。
たとえ、個人の登録ができる場合でも、
直接、被災地の自治体に電話はしないでください。
被災地は、大変な混乱になり、個人への対応は不可能です。
被災地の状況によっては、個人のボランティアの受付けをしない場合もあります。
被災地を手伝いたい気持ちが焦ることもあるでしょうが
やはり、まずは、地元のボランティアセンターに登録するのが順当です。
ボランティアセンターを無視して、現地に押しかけることはやめましょう。
ボランティアに行く前の準備
十分な情報収集
まずは、情報収集が一番大事です。
被災地によって、必要としているボランティアは変わってきます。
被災地が、今、どのような状態なのかを知ることが一番大事になりますので
そのためにも、まず、自分の居住地のボランティアセンターに登録し、情報を入手しましょう。
ボランティア活動保険
なにはともあれ、必須なのがボランティア活動保険の加入です。
保険加入なしでは、ボランティアに活動しないでください。
保険加入には社会福祉協議会への登録が必要となりますので、まずは、登録を済ませてから、加入する流れになります。
出発の前日までに加入すれば、自宅から活動場所までの往復の道のりも補償の対象となるので、安心が増えます。
保険は年度内有効。保険料は数百円程度から加入可能です。
被災地に向かう際には証明書を持参してください。
ボランティア活動中の食事や宿泊先の手配
宿泊先や、活動場所までの交通手段の手配、食事など、
ボランティア活動中の自分の生活に必要なものは、自分で手配しておきます。
団体でボランティアに行く場合、バスで行く場合もありますので、
所属のボランティア団体で確認しておきましょう。
ボランティアに必要な服装・持ち物
ボランティア活動の服装は、動きやすく、汚れてもよい格好にしましょう。
- 長袖
- 長ズボン
- 軍手
- ゴム手袋
- 帽子
- ヘルメット
- (防塵)メガネ →こちら
- (防塵)マスク →こちら
- タオル
- 着替え
- 飲み物
- 食べ物
- 常備薬(絆創膏なども)
- 雨具
- 健康保険証
- ビニール袋
- 踏抜き防止インソール →こちら
ボランティア活動で気をつけること
- 被災地では、その被災地での社会福祉協議会が中心となります。
被災者のニーズにあったボランティアをできるように、指示をあおぎましょう。
自己満足のボランティアにならないように、事前の説明はしっかりと聞きましょう。 - 被災者への心配りを忘れずに
不安な気持ちでいっぱいの被災者の気持ちに寄り添った活動を心がけましょう。 - 自分の健康状態に気をつけましょう。
自分が怪我や病気になっては、本末転倒です。
被災地に負担をかけないよう、ご自身の健康はご自身で守りましょう。
熱中症などの心配もありますので、無理をしすぎないことも大事です。 - 報・連・相を忘れずに
気になったことは、ボランティアセンターに報告を忘れないようにしましょう。
今後の活動に生かされます。
まとめ
自分勝手なボランティアは、かえって、被災地の迷惑になりかねません。
優しい気持ちが、ゆがんで伝わってしまっては元も子もありません。
まずは、ボランティアセンターに登録してみてください。
みなさんの力に期待しています。
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