【確定申告】相続した土地を売却して税金を払うやり方は?ネットでの作成方法
相続した土地を売ったら
相続した土地を売却したら税金を納めなくてはなりません。
ここまでなら、「相続」や「土地売却」に無縁だった人でも
たぶん、ご存知のことでしょう。
日本国民でいる以上、いろんなところで、税金は取られちゃいますもんね。(泣)
こればかりは、致し方ありません。
さて、問題はここからです。
土地を売却したら税金はいつ払うのでしょう?
どうやって払うのでしょう?
土地の税金はどうやって決めるのでしょう?
誰が手続するのでしょう?
誰かがやってくれるのでしょうか?
その土地が相続した場合だったら、手続きは同じでいいのでしょうか?
もしも、これらの疑問、すべてに悩むのが面倒だった場合は
迷わず、会計士さんなど、お金の専門家に丸投げしちゃいましょう。
だが、しかし!
nikemaruのように専門家にお金を払うほどの金額ではなく、
余裕がない人の場合は・・・
仕方がありません。自分で頑張るしかありません!(キッパリ)
今回、わたくし、nikemaruは嫌々ながらも、朽ちかけた脳細胞に
ムチ打ちながら相続した土地を売却した税金を確定申告にて
支払う手続きをしてきましたので、
忘れないうちに記録に残しておきたいと思います。
何せ素人のやったことです.
間違いがありましたら
どなたかご指摘いただけるありがたいです。
私の経験がどなたかのお役に立てばうれしい限りでございます。
土地を売却したら?誰が?いつ?どうやって?
まず、
土地を売ったら、多かれ少なかれ、売却益が発生しますよね。
でも、土地を売ったことによって手に入るお金には、
まったく税金が引かれていない状態で、自分のもとにやってきますので、
あとで、自分で、不動産譲渡税となるものと住民税を納めなくてはなりません。
Q:土地を売却した税金は誰が払うの?
A :土地を売却した人が、自分で払います。
そう、あ・な・たです。(笑)
Q:いつ払うの?
A:確定申告の時に払います。
Q:いくら払うの?
A:大雑把に言いますと、約20%か約40%です。
これは、土地を何年間所有していたかによって変わってきます。
Q:自分が何%なのかが知りたいけど・・・
A:土地を保有していた期間が5年を超えていたら
長期譲渡所得で安い方の約20%。
5年以下だったら、短期譲渡所得で高い方の
約40%です。
(恐ろしく、高いわ・・・)
相続した土地を売却すると?
Q:相続した土地の場合何か違うの?
A:相続してから3年までに売却すると、
控除されるんですって。
どうせ相続した土地を最初から売るつもりだった場合は、
面倒くさいからといって、放置しておかない方がいいかもしれませんね。
あ、でもこれ、
相続税を払った人など、条件がありますので、ご確認くださいね。
《参考条文》
所得税法第33条、措置法第39条第1項
Q:他にもなにかある?
A:なんか・・・いろいろ、あるようですよ。
たとえば、相続した土地、建物に、被相続人が居住していた場合など
いろいろ、細かい条件はありますが控除されますし、
売却した土地を過去に購入していた場合、購入した金額と売却した金額の差が
計算に必要になってくるんですが、
先祖伝来の土地で、気づいたら土地を持っていた・・・。なんて場合の土地だと、
売却した土地の5%で購入したことになる。
とか。
一般人には、いまいちわかりにくい決まりごとがいろいろあります。
(・・・てか、そもそも理解が間違ってたら、ごめんね。)
条例もコロコロ変わるので、
いつまで、この規定が通用するのかも、わかりませんので、
お心当たりがある方は、それぞれ、ご自分の状況にあてはまりそうなものを
調べないといけないと思いますね。
面倒ですよね・・・。むずかしいし・・・。(汗)
あ~、いやいや・・・。
(お金があったら、会計士さんに丸投げしたいぜ・・・。)
と、ここまでが、
土地を売却した時に払う税金についての最低限のマメ知識です。
(全然、知らなかったけどね。)
土地売却の税金を払うには・・・
さて、次は、具体的に申請する書類作成です。
使う書類は確定申告書の分離課税用ってやつです。
書類の作成のまえに、
分離課税って、なによ??
って思われる方も多いと思うので
私なりの大雑把解釈でご説明しますと
(合ってなくても責任もちませんのであしからず。ペコリ)
分離課税とは・・・
特別な所得に対しては、他の所得があろうが、なかろうが、
マイナスだろうが、プラスだろうが、そんなの知ったこっちゃねぇ!
これはこれ!で、単独で計算して、きっちり徴収しまっせ~!!
という
問答無用、お情けなしの税金徴収方法だと
解釈しております。
(へへ・・・言い方ひどい?国税庁怒っちゃう?)
細かく言えば、
分離課税には、徴収方法によって
源泉分離課税と申告分離課税の2種類があって、
源泉分離課税は支払われる時点で所得税分が引かれているものなんだけど
土地の売却の場合は
申告分離課税ってやつで、確定申告が必要なものです。
字のごとく、自分で申告しなさいよって、ことなんでしょうね。
さあ、分離課税の大まかな説明も終わったので、
いよいよ、具体的な書類の作り方です。
ネットで確定申告書の分離課税用を作成しよう
さきほど、
税金は大体、20%か40%。って、
めちゃくちゃ大雑把に申し上げましたが、
きちんとした正確な金額を申請するためには、
自分で計算するよりも、
国税庁の確定申告コーナーで
確定申告書を作成するのが一番いいと思います。
私も、それで作成できましたので、たぶん、
みなさんも、できると思います。
あ、そうそう。
関係ない方も多いかもしれませんが
一応お伝えしておきますと、
会計ソフトのお持ちの方ならおわかりでしょうが
会計ソフトで確定申告書を作成できますよね。
でも、
分離課税には対応していない会計ソフトもありますので、
ご確認を。
ちなみに、我が家はこちらの記事にも書きましたが
【確定申告】不動産所得の青色申告に挑戦!初心者でもできる?10万と65万控除の違いは?
青色申告初心者を救うクラウド会計ソフトのサポートはどこ?比較してみたよ
やよいの青色申告オンライン を使っていますが、
分離課税には対応していませんでしたので、
(きちんとサポートに確認してみました。)
やよいで作った結果を、もう一度
国税庁の確定申告書類等作成コーナーで入力しなおして
作成しました。
では
国税庁の確定申告書等作成コーナーにアクセスしましょう。
https://www.keisan.nta.go.jp/kyoutu/ky/sm/top#bsctrl
作成の流れ
1:
作成開始
保存データを利用して作成
どちらかを選択します。
今回は「作成開始」を選択したとします。
*過去に、この確定申告書等作成コーナーで、
データを作成したことがある方は、
「保存データを利用して作成」で前の年に作成したファイルを読み込むことができますが、
ファイルの拡張子が .dataでないと
読み込めない(ダウンロードしたPDFデータではないですよ。)ので、
注意してくださいね。
逆に、このコーナーで書類を作成したならば、
必ず、.dataファイルを保存しておくと次の年の作業がラクになります。
2:
提出方法を選択
私はe-Taxの手続きはしていないので「印刷して書面提出する」を
選択した場合でのご説明とさせていただきます。
3:
利用規約に同意 して進み、
作成したい年(今年か、過去か)の作成
を選択。
今年の作成でのご説明とします。
4:
作成したい申告書の種類を選択します。
たとえば、他に所得がなければ、
一番左の赤色の「所得税」
でいいのですが、
もしも、不動産所得や事業所得などがある場合は
必ず先に「決算書・収支内訳書」から作成してください。
注意!
「決算書・収支内訳書」作成せずに、いきなり
「所得税」から作成してしまうと・・・
あとで、書き直しになってしまいます。
せっかく苦労して入力したのに、
破棄されてしまうので、二度手間になりますので、
ご注意くださいね。
私は、何度かやったことがあるので・・・・
本当は、きちんと、
!マーク+青い□
で囲ってあって、注意書きをしてくれているのに、読んでないんですよね~・
いい加減な性格が露呈されます・・・。
今回は、「所得税」を選択したとします。
5:
所得の種類を選択します。
真ん中の赤枠、「左記以外の所得のある方」
を選択します。
6:
申告の種類
生年月日を入力。
*申告書の様式をイメージした入力画面で申告書を作成するに
チェックをした方法にしますと
確定申告書と同じ感じでの入力画面になりますので、
わかりやすいかも。
入力終了(次へ)を押すと
確定申告書と同じ状態が表示されます。
長いですが、
その一番下までスクロールしますと
分離課税所得の入力欄がでてきます。
7:
青い字で書かれているところは、
詳細を入力するページが隠れていますので、
関係ある部分を一つずつ、クリックして詳細を入力します。
土地売価の場合の入力必須は、
「土地建物等の譲渡所得」ですね。
ここを押すと
8:
土地売却にについての詳細を入力していくことになります。
土地を売却するために必要になった経費などを
細かく入力していき、
控除を受ける法令がある場合は、入力していきます。
ここで、先祖伝来の土地でその土地を取得価格がわからない場合とか、
過去に取得した土地で、価格の明細もわかっている場合なのか
相続した土地、建物は、被相続人が居住していたものなのか
など、様々な条件を選んだり入力したりするようになっています。
*質問画面も、入力してきたルートによって、
どうも、違ってくるようなので、
細部までの説明はできませんが、
一つ一つ、頑張って入力していくと、
最終的に、確定申告に提出すべき書類を印刷することができます。
入力データも、保存することをお忘れなく。
印刷される用紙の中には、
入力されたデータによって必要な添付書類の一覧もありますの、
その内容に照らし合わせながら、添付書類を用意するといいと思います。
まとめ
土地を売却した場合の税金についてお伝えしました。
誰が、いつ、どうやって税金を払うのか。
確定申告書の分離課税の書類の作成の仕方など、
自分が苦労しましたので、
この記事が、どなたかのお役に立てることを願っております。
では、みなさんの検討をお祈りしています。
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