片付けがしたい!
断捨離したい!
ガラクタを捨てたい!
でも、なんだかんだで、気づけばモノがあふれてきて
なんだかゴチャゴチャ・・・
こんな経験は、誰にでもあるのでしょうか?
そう。私も、何度目かの
“家スッキリさせたい衝動”に、只今、とりつかれております。
私の家は、自分で言うのもなんですが、
決して、汚部屋でもゴミ屋敷でもございませんし、
ご近所さんには「にけまるさんの家は、いつも綺麗ねえ」
なんて言われたりもしていました。
しかし、違うのです・・・。
綺麗ねえと言われるのは、見えている部分を、ササッと取り繕っているからであって、
本当は、いつでもキレイな家とは違います。
掃除機をかけても、子供たちが帰ってくれば、あっという間に、
乱雑とした家になってしまうし、
いろんな場所をスポット的に見てみれば、
なぜ、ここに、こんなモノが、ずっと置いてあるのかしらん?
という感じで、
なんだか、ガチャガチャした家になってしまっています。
そのため、ちょっとしたきっかけで、瞬時に家の中が荒れてしまう・・・。
私は、ズボラ主婦なので、少しぐらい片付いていなかろうが、
別に気になりませんが、その状態が長く続くと、
だんだん、イラっとストレスになってきますので
定期的に、家の中は、綺麗気味にはなるのですが、
最近は何度目かの、”モノの多さイライラ病”が
頭をもたげてきて、”大掛かりな片づけをしたい衝動”にかられ中です。
片づけと言えば、
有名なところは、なんといっても「こんまり」さんと「断捨離」でしょう。
でも、もっと、他にも素敵な私に合うメソッドがあるかも・・・
と思い、
まずは、片づけ・断捨離本を読みあさってみました。
しかし、今の片づけメソッドの主流である近藤麻理恵さんは、外せない!
ってことで、
今回は、「ときめき」の「こんまり」さんこと、近藤麻理恵さんの本についての感想と
「ときめきますか?」のこんまりメソッドをやってみた感想を書いてみたいと思います。
近藤麻理恵さんとは?
近藤麻理恵さんとは、略して「こんまり」さんと呼ばれ、
モノを捨てる基準を、自分の「ときめき」度で決めるという
ちょっと、乙女心をくすぐる片づけ方法で一躍、有名になり、
アメリカにまで進出してしまった、桁違いの成功を手に入れたお方です。
アメリカでは、
近藤メソッドで片づけすることを「kondoing」と言って
造語の動詞になってしまうほど、
アメリカ人の生活の中に浸透しているそうで、
こんまりさんは「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれたという
とんでもない成功をおさめたスゴイ女性なのです。
2010年にはじめて「人生がときめく片づけの魔法」を出版し、
金スマや、主婦向け情報番組に出演し、知名度を上げ、
2014年には、アメリカ進出していますので、すごいスピードで人生の階段を駆け上っていますね。
初出版時には、独身でしたが、今は、結婚し、女の子2人のお母さん。
家族でアメリカに住んでおり、旦那さんがこんまりさんのマネージメントをしていらっしゃいます。
個人的には、この旦那さんと結婚したことも、彼女が成功した一つのポイントのような気がしますが、
今では、アメリカの大手事務所と契約しているため、
こんまりさんは、日本のテレビでも簡単には出演できなくなっています。
近藤麻理恵さんの本のオススメは?
私は、こんまりさんの本は、もう既に、読んだことがありましたし、
メソッドもやってみたことがありますが、今回、あらためて、4冊ほど読み足してみましたので、まずは、
簡単に本の感想というかご紹介からしていきましょう。
まずは、こんまりメソッドが世に知られるきっかけとなった本が
この「人生がときめく片づけの魔法」です。
今は、改訂版が出ています。
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こんまりメソッドを知るには、まずは、この本を読むことをこんまりさんは推奨しており、
こんまりメソッドがすべて詰め込まれた本といえるでしょう。
片づけで何をしたいのか、最初に何をするのか、
どうして、この順番で片づけるのかなど、詳しくこんまりメソッドが説明されています。
次に、続編ともいえるのがこちら。
「人生がときめく片づけの魔法2」です。
同じく改訂版が出ています。
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「人生がときめく片づけの魔法」では、まだ、わからない人に、
ポイントを絞って、もう少し深く掘り下げての説明しているという印象です。
こんまりさんは、1の本を先に読んで下さい。と書いておられますが、
2から読んでも、きちんと理解はできると思います。
そして、
文章ではなく、イラストでイメージしやすく説明しているのが、
こちらの「イラストでときめく片づけの魔法」です。
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シンプルながらも女子向きな、かわいらしいイラストで、
様々な片づけ方法を具体的説明しています。
服たたみ方なや、収納方法などが、パッとみてイメージしやすいと思います。
文章を読むのは、嫌いな方は、いいかもしれませんし、
こんまりメソッドの辞書的な使い方もできると思います。
そして、こちらの「毎日がときめく片づけの魔法」は、
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こんまりさんのフォトエッセイ的な本になります。
こんまりさんの「ときめき」のお話が多いので、片づけのことを知りたい人向けではなく、
どちらかというと、近藤麻理恵さんという個人に興味がある方向けだと思います。
幼いころ、どのように感じて、どのようなものが大切だったのかなど、
近藤メソッドのルーツなどが紹介されています。
そして、私が個人的に一番、オススメなのが・・・
マンガ版です。(笑)
「マンガで読む人生がときめく片づけの魔法」
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漫画はいいですねぇ~。
やっぱり、サクサク読めて、時間短縮になります。
大体のことは、これで、理解できちゃうのですから、ありがたいの一言。
近藤麻理恵さんの物を捨てる時の「ときめきますか?」のフレーズは、
今までの片づけメソッドのなかでは、
インパクトが大変大きくて、一躍有名になりましたが、
彼女のメソッドは、いわゆる、片づけに「引き寄せ」をプラスした
スピリチュアル系の片づけメソッドであり自己啓発系でもあります。
近藤麻理恵さんは、
片づけの最初に、まずは、自分を見つめ直すことが大事であり、
どのような自分になりたいのか、
どのような家に住みたいのかを
しっかりイメージできるかどうかが、成功のカギだと書いていらっしゃいます。
確かに、このポイントは、個人的にもとても大切な部分であり、
また、あやふやになりがちなポイントでもあるように思います。
自分でしっかり、自分の中の答えを見つけることが苦手な人というのは、
日本人には多いような気がしますので、
そんな方々には
こちらの「人生がときめく魔法の片づけノート」がオススメかもしれません。
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しかし、心理学や、スピリチュアル系が苦手ではなくて、
素直に、ノートの通りに進めていくことができる、
ひねくれていない方向きだとは思います。(笑)
これら、すべてを読んでみて、
近藤麻理恵さんの本を1冊だけオススメするとするならば、
やはり、個人的に読むのがラクな
マンガ版か、人生がときめく片づけの魔法1
になってしまうような気がします。
これは、メソッドを学ぶという点から、どうしてもこうなってしまうのです。
しかし、副教材としてのオススメを許されるのであれば、
私は、「イラストでときめく片づけの魔法」がイメージしやすくていいと思います。
あと、自己啓発の点から、「絶対、自分を変えたい!」との意気込みがある方には
ノート版がいいと思います。
【kondoing】こんまり片づけのやり方
さて、近藤麻理恵さんの本を今一度、読んでみて、
予習復習をしてみたわたくしです。
心躍るモノたちだけを周りに置いて、生活していくと、
生活そのものがときめいていき、人生も大きく変わっていく。
ときめく大事な洋服たちには、感謝の気持ちを込めて、
手できれいにアイロンをかけながら、気持ちを入れる。
まさしく、乙女~なスピリチュアル好きの方たちには支持される内容だろうな~と
思います。
実際、近藤麻理恵さんは、アメリカで、有名人となってしまい、
大人気スターの仲間入りをしたのですから、
「ときめき」で成功を「引き寄せ」ました。
説得力もなおさらですね。
自分も、こんまりさんのように、人生変化させたいと、思う女子も多いと思います。
はいはい。私も、そんな女子の一人です。(笑)
ということで、
こんまりさんのメソッドをざっくりご説明してみます。
(本当ざっくりですよ~)
やり方(洋服の場合)
①なりたい自分、部屋をイメージする
②カテゴリー別に、家じゅうの物をすべて1か所に集める。
(洋服→本→書類→小物→思い出の物の順番でやること)
③ときめかないものは捨てる
④服はこんまり流のたたみかたで、自立させて収納
これを、カテゴリーごとに繰り返して
「おかたづけ祭り」を一気にやってしまう。
これが、こんまりメソッドです。
こんまりさんも、他のお片付け本の著者の方たちも、基本的には、
みなさん、流れはよく似ています。
こんまりさんが、お片付け方法を最初に本にしたわけでもありませんので、
こんまりさんだけが、特別変わった片づけをしているわけではありません。
しかし、こんまりさん独自の方法として、
やはり、「ときめき」度でモノを捨てることが、画期的だったと思います。
そして、こんまりさんは、
絶対に、カテゴリーのモノすべてを、一気に集めることを譲りません。
他の著書の方は、カテゴリー別に一気に集めるのが理想ではあるが、
場所ごとでもいいよ。と言ったりと、
できない読者に歩み寄ってくれる方も多いのですが、
こんまりさんは、絶対にやり方を変えることを許しません。
このポイントが、
ある意味、片づけ難民の心を惹きつけた要因のような気もします。
とかく、悩める子羊たちは、自分を引っ張ってくれる教祖を求めていますから・・・。
【kondoing】こんまり片づけやってみた
こんまりさんは、捨てない服も、必ず、一度、一か所に集めなさいと
言っています。クローゼットに綺麗に収納されているものも、
絶対に捨てない洋服も、例外は許してくれません。
なので、
ほんとうは、面倒だから嫌でした・・・・。
え~、そのまま、クローゼットに置いておきたいよ。
どのみち、戻ってくるんだからさ~・・・。
でも、やりましたよ。
そして、「ときめきますか?」やってみました。
ときめかない。ときめかない。はい。また、ときめかない・・・。
わかってましたよ。こうなること。
家で着る服なんか、すべて、ときめかないですよ。
でも、ときめかないけど、着心地がいいので、手放せないんですよ。
でも、今回は捨てますよ。はい・・。
という感じに、ポイポイしていくと、
確かに、スッキリ。
自分の頭の中もスッキリする感じがして、いいです、この感覚。とっても。
こんまりメソッドの良いところ悪いところ
私に合うところ
なんだか、えらそうに悪いところなんて書いてますが、
悪いところなんて、ないですよ。
言い換えますと、「私に合わないところ。」です。
こんまりさんの良いところは、
やっぱり、
物を捨てる基準がはっきりしているところです。
それが、自分にとって、好きか嫌いかだけで決めてもいいというのは、
自分を大事に扱うことにつながりますので、
とても、素敵な取捨選択方法だと思います。
こんまりさんは、やるなら徹底的にやらせるのです。
悩むぐらいのものなら、いらないでしょ。と。
この、徹底的に、自分の感覚を大切にしようという姿勢は、
私は、とても好きな部分です。
私に合わないところ
①洋服なんかは、できれば、ときめくものだけを着ていたいのは、
女子なら多くの人が感じるところでしょう。
(私が女子という言葉を使うことにお許しを・・・)
そのため、
洋服は、案外、量が多くてもやりやすいのですが、
書類や、台所グッズに関しては、
かなりの時間的余裕のあるタイミングが必要になるので、
まだ、保留中。できていません。
このように
こんまりメソッドは、一人暮らしの人や、マンション暮らしの比較的狭めの家ならば、
大変ながらも挑戦しやすいと思うのですが、
例えば、田舎の歴史ある家などは、正直一人では無理だと思います。
協力者が必要です。
でも、その協力者とは誰なのでしょう?
旦那さんですか?
こんまりメソッドは、その人の置かれた環境によっては、
絶対無理な人もいるはずだと強く思ってしまいました。
②そして、私に合わない点としてもう一つ。
立てて収納できるように、心を込めて手アイロンをしながら
洋服を小さくたたむところ。
私もやりましたが
こんまりさんの方法で片づけをしていくと、確かに、とても
きれいにコンパクトに収納できます。
しかし、
収納したときは、とても美しいのですが、
バタバタ生活のズボラ主婦の私には、いちいち、家族すべての洋服たちに
乙女チックに、なでなでして手アイロンをしてかわいがってあげるという時間がないのですよ。
これ、一人分の洗濯ものだったら、できるよな~とも思いますが、
大家族だったら?
③そして、一番合わない点が、
小さくたたんで収納するため、
服がシワシワになってしまうこと。
着た時にシワが多い。
私にとって、これは、致命的に嫌なポイントです。
こんまりさんのメソッドは、一人暮らしのぐっちゃぐちゃの部屋の人には、
かえって、やりやすいメソッドだと思います。
こんまりメソッドには、自己啓発の要素も入っていますので、
部屋もぐちゃぐちゃ、頭の中もぐちゃぐちゃ・・・
といった方には、神がかり的に新しい世界を見せてあげることができるような気がします。
しかし、整理整頓も長年適度にやって、工夫しつつも
長年の垢が溜まってしまった家では、
これを一人でやりなさいというのは、気の毒に感じます。
そのため、やはり、こんまりメソッドは、
若い人向けなのかなと感じました。
こんまりメソッドを実家の母が一人でできるだろうか?
答えは、無理ですね。
ただ、私に関しては、家族の予定と私の予定さえ合わせれば、
なんとかなるかもしれません。
引き続き、こんまりメソッド、試してみたいと思います。
まとめ
片づけメソッドとして大人気の、
こんまりさんこと近藤麻理恵さんのオススメ本について
お伝えしました。
多くのこんまりさんの本を読んで感じたことは、
こんまりさんは、とにかく、自分を大事に扱うことを提唱しているのだと思います。
それが、ときめくものだけを自分の周りに置いておくという形につながっているわけですが、
日本人には、この感覚は、圧倒的に欠けている感覚だと思います。
そして、アメリカで受け入れられた大きな要因でもあると思います。
私は、まだ、最初にやるべき、
自分の部屋、家を、どのようなものにしたいのかというイメージが、
はっきりできていないので、
引き続き、こんまりメソッド、挑戦していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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