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家族葬の香典は?どこまで呼ぶ?やってみてわかった問題とは?

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家族葬香典

[家族葬の香典は?どこまで呼ぶ?やってみてわかった問題とは?]

 

みなさんは、家族が亡くなり、お葬式をするときに、

身内だけで、ひっそりと故人を見送りたいと思われたことはありませんか?

 

今は、家族葬という形態を選択する人も増えており

nikemaruも、父を家族葬で見送ることを経験しました。

 

家族葬ならば、家族だけでひっそりと故人とお別れが出来て

そんなに忙しくないのではないか?

と思っていたのですが、

その思惑は大きく外れ、予想とは違って大波乱が・・・・。



ということで、

やってみてわかった家族葬のメリット、デメリットについて

お伝えしたいと思います。

 

 

目次

家族葬とは?

そもそも、家族葬ってなに?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。

家族葬とは、字のごとく

身内や親族などの、ごく内輪の人たちだけで行う葬儀のことです。

 

密葬とよく似たニュアンスのものになりますが、

密葬の場合は、密葬+本葬 と、後で本葬を執り行うことが多いようです。

しかし、

家族葬の場合は、本葬は行いません。

 

基本的には、家族葬は、小さく、簡単に行うことができるというイメージかと思います。

今では、家族葬専門の葬儀場があったりしますので、

家族葬というものが、世の中で支持されつつあるようです。

 

 

 

なぜ家族葬にするの?~我が家の場合~

 

家族葬が支持されるようになってきた背景には

日本社会が高齢化社会となってきたため

職場関係の参列者が減り、家族や近親者のみで行う葬儀が増えてきていることがあるようです。

 

他にも、家族葬が支持される原因としては

日本のお葬式は、

家族、親族のみならず、会社関係の弔問客が多い場合、

一番悲しむべき家族がゆっくり故人を失った悲しみに浸っていられないという

現実があるように感じます。

 

今は、葬儀会館でお葬式を行う方々も多くなっていますが、

田舎の方ですと、自分の家で葬儀を執り行う地域もまだ、あって

このタイプの葬儀ですと、お葬式は近所の人々巻き込んでの一大イベント。

 

nikemaru  も経験したことがあるのですが、

そりゃあ、もう、忙しくて大変(そう・・・)。

 

ということで、

家族葬という形態で、ひっそりと故人を見送りたい。

と考える人が増えてきたのではないかと思っています。

 

さて、

我が家の場合ですが

 

なぜ、我が家が家族葬での葬儀を選んだのかと言いますと、

故人である父が生前から、母に「葬儀は家族葬で。」と伝えていたからです。

地域的には古い習慣を大事にする田舎で、近所の付き合いも密にしていた父でしたのに、

葬儀は、近所にも伝えなくていいと言っていたと聞き、

大変、驚いたのですが、優しい父らしく、家族の労力を考えてのことだろうと

感じました。

 

 

家族葬の内容とは?

 

いざ、家族葬を行うといっても、

自分たち夫婦が喪主となる葬儀など、経験がありませんでしたので、

どうしていいかわからず、

我が家の場合は、地元の葬儀会社に家族葬の取り仕切りを任せることにしました。

そのため

葬儀会社の人におすすめされる家族葬の流れで、葬儀を行うこととなり、

結局は、一般的な葬儀の規模を縮小したような形の家族葬となりました。

 

 

家族葬のルールとは?

 

そもそも、家族葬にルールはありません。

我が家の場合は、簡易的な葬儀という形をとりましたが、

 

家族葬であれば、挨拶にしろ、流れにしろ、

家族が故人とお別れしたい方法、もしくは故人の遺志があればそのように

行うのが一番だと思います。

 

 

家族葬呼ぶのは親族どこまで?

 

家族葬を行う場合、

葬儀には、どこまでの人を呼べばいいのでしょう?

 

葬儀会社の人によれば、

喪主などの家族が決めればいいとのこと。

 

よくありがちなのが、親族が、「どうして呼んでくれなかったのか」と、

怒る場合があるとのこと。

 

我が家の場合がまさしくそれでして、

家族葬だからといって、家族のみで葬儀を終わらせてしまったら、

間違いなく、父の兄弟姉妹関係者からクレームが出ることはわかりきっていましたので、

我が家の家族葬は

家族と、父の兄弟姉妹まで声をかけることにしました。

 

 

家族葬の場合の香典は?

 

葬儀会社の方の説明によれば

家族葬の場合、香典は辞退しても、しなくてもどちらでもいいそうです。

 

辞退しない場合は、普通の葬儀と同じように、

香典返しが必要になりますが

香典を辞退するのであれば、前もって、参列していただく方々に

香典を辞退する旨を前もって伝えておくことが必要になります。

 



香典辞退のメリットとしては、

香典受付に時間がかからない。

香典(お金)の管理に気を遣わなくていい。

香典返しが必要ない。

 

香典辞退のデメリット

スバリ!葬儀代の補助が見込めない。

 

 

 

 

香典を辞退する場合の問題点は?

 

香典を辞退する場合、よくある問題は

香典を用意してきた方々との関係性です。

 

前もって家族葬である、香典を辞退したい旨を伝えていても

必ず、香典を持ってくる方々がいらっしゃり、

その香典を受け取ってほしいと強く主張される方々がいると

考えた方がいいです。

 

そのような状況になったときは、頑なに香典を受け取らないのは

失礼にあたるので、その時は、

香典を受け取った方がいいのではないかと思われます。

 

葬儀の目的は、亡くなった方をみんなで気持ちよく

見送ってあげることですので

葬儀の形態はあくまでも理想と考え、

その場の状況に合わせて臨機応変に対応できるのが理想ですね。

 

 

さて、理想は理想。ということで、

ここからは、我が家の場合をお話しさせていただきましょう。

 

 

我が家の家族葬香典の場合

 

香典を辞退することは、父が生きている時から、

母と決めていたことだったらしいので、

母の強い希望により、香典は辞退することになっていました。

 

我が家の香典を辞退することのメリットは、

なんといっても香典返しが必要なくなることでした。

 

いただいた香典の額や、人によって、香典返しの品を考えるのも

高齢の母には重荷だったようですので、

香典返しの準備をしなくていいということは、大きなメリットでした。

 

と同時に、香典を辞退するということは、

わかりやすく葬儀代のサポートがなくなるということになるわけですが、

そのあたりは、母にとっては何の問題もなかったようです。

 

 

香典辞退での問題とは?

 

親戚の場合

 

家族葬で香典は誰からもいただかない。という

母の強い思いを尊重するため、

私たち夫婦は、まず、香典を辞退したい旨を親戚たちに話しました。

 

結果は

簡単に納得する親戚と、絶対に認められないと語気を荒げる親戚と

二つに分かれてしまいました。

 

下世話な話ですが、お金を払わなくていいと言われて、

顔には出さなくても喜ぶ人もいれば、

頑として、親族として香典は受け取ってもらう!と強く主張する親族もいて、

まったく意見がかみ合わないところに、

母も頑なにお金は受け取らない。と言い出す始末。

 

正直、私たち夫婦は、どちらでもいいんですが・・・・

という心境でもあったのですが、

喪主という立場上、なんだかんだで、間に挟まれ、

責められ・、謝りたおし・・・と、

想像以上の大揉めに驚きながらも

なんとか、香典の辞退を親族たちに認めてもらいました。

 

 

隣近所の場合(隣組)

 

家族葬といいながらも、隣組の近所だけは、

家族扱いとして、参列していただくという母の主張のため、

(もう、ここですでに家族葬じゃないんじゃね?)

 

葬儀のお知らせを朝一番に隣組の方々には伝えに行きました。

 

家族葬のため香典は辞退したい旨を申し出ると、

大抵の人たち(特にお年寄り)は、

かなり抵抗をされるようです。

親族ならば、揉めることも承知で話もできるのですが、

隣組のような隣近所の場合は、失礼があってはいけないので、

一番厄介で、気をつかいました。

 

父の家はいわゆる田舎で、隣近所の付き合いは、

血よりも濃いとでもいいましょうか、

とても密着度が強いため、

他人様ですが、みなさん、とても主張も強い。(苦笑)

 

そして、予想通り、昔気質の隣近所の方々には

香典辞退など、もってのほか!絶対に受け取ってもらう!

と、なかなか納得していただけませんでした。

 

しかし、困ったことに、母も香典は受け取らないの一点張り。

そのため、子供の私たちが謝り倒して、結果、

なんとか、隣近所の方々にも、渋々納得していただきましたが、

本当に、これは、骨の折れる話し合いとなりました。

 

 

葬儀を知った近所の人の場合

 

親族と、隣組のみの葬儀で行う予定でしたが、

いざ、葬儀場で通夜、葬儀と行うと、

近所の方が香典を持って参列してくださいました。

 

問題の香典辞退ですが

結果は・・・

 

はい。いただきました。(笑)

 

もう、無理でした。断れませんでした。

香典辞退の申し出に、素直に従ってくださる方もいたのですが、

「受け取らないなんて!」と怒ってしまう方もいれば、

そんなやり取りを見ていた隣組の人が、「受け取れ!」って

一喝してきたりと、

 

もう、ナニガナンダカワカリマセン!状態になりました。(笑)

 

 

次も家族葬やる?

 

結局、振り返って考えてみると、

 

母は相方である父を亡くしたショックによって、

思考能力がかなり低下していたものの、主張は曲げなかったので、

母の意見を、

尊重することを一番に考えていた私たちは、かなり振り回された形になってしまいました。

 

 

今回のことで、

お年寄りに今までの習慣を変えさせるのは難しいということ。

そして

100%香典を辞退できるとは考えない方がいい。

 

ということを学びました。

 

香典を辞退することに決めたものの、

相手が強く主張してきた場合はどうするのか、

最悪、受け取ってもいいのか。など、

前もって、家族同士で話し合いをしておけばよかったと反省しています。

 

あんなに香典を必死に断っても、

結局は、受け取らざるを得ないのであれば、

なんのために、あんなに苦労したのか。

家族葬といいながら、やっていることは参列者の少ない

通常の葬儀と同じになってしまったので、

 

もしも、私たち夫婦が、また、葬儀を行うとしたら、

次回はきっと、本当の家族だけの葬儀で誰にも伝えず、事後報告で葬儀を行うか、

もしくは、

香典も受けつける通常通りの葬儀を行うと思います。

 

 

まとめ

 

家族葬をやってみてわかった

メリット、デメリットについてお伝えしました。

 

家族葬を行う場所が都会なのか、田舎なのか

亡くなった方が若いのか、老人なのかによって、

状況は違うのでしょうが、

家族葬などやる人が少なかった田舎の地域で、

家族葬を行った場合の参考にしていただけるといいなと思います。



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