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法事何回忌までやるの?曹洞宗・浄土宗では違う?回忌早見表

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法事は、何回忌までやるのがいいのでしょうか。

最近は、時代の流れとともに、仏事に詳しくない人も増えたと思います。

かくいう、私も、その一人。

急に、家族を亡くしたりすると、

悲しみに暮れる時間もないほど、

いろいろな手続きやら雑務が山のように押し寄せてきます。

正直、それもどうなのかなぁ。。。と疑問には思うのですが

故人のためには、

ひととおりのことはやってあげたい。

そんな気落ちの方も多いのではないでしょうか・・。

目次

法事とは

知っているようで、実は知らない法事。

ちょっと、お勉強してみます。

法事(ほうじ)とは、仏教において死者の霊を慰め、供養するための儀式や行事を指す言葉です。

死者の冥福を祈り、また生者が死者を偲ぶための機会ともなります。

法事は仏教の宗派や地域によって実施の仕方や内容が異なることがありますが、

以下に一般的な法事に関する特徴を示します。

  1. 読経:経典を読み上げることで、故人の冥福を祈ります。
  2. 供物:お線香や花、食物などを仏前に供えます。これは故人の霊を敬うとともに、故人との絆を感じるためのものです。
  3. 回忌法事:故人の死後、特定の日数や年数が経過した日に行われる法事。例えば「初七日」「一周忌」「三回忌」などがあります。
  4. 年忌法事:故人の命日に毎年行う法事。命日には家族や親戚が集まり、故人を偲ぶことが多いです。

法事は、故人を偲ぶ機会としての側面と、生きている家族や親族が亡くなった人のことを思い、

自らの死や生の意味を考える機会としての側面があります。

仏教における法事の背景には、生と死、この世とあの世の繋がりや、因果応報の考え方などが関わっています。

法事って何回忌があるの?

日本の仏教における法事や仏式の慣習に基づくと、

何回忌まで法事を行うのでしょう。

ていうか、そもそも、何回忌があるのでしょうか?

実は、回忌法事は、家族や地域、宗派によって異なります。

しかし、ここでは、一般的によく行われる法事の回数を示すことにします。

  1. 初七日(しょなのか)
  2. 二七日(ふたなのか)
  3. 三七日(みなのか)
  4. 四七日(よなのか)
  5. 五七日(ごなのか)
  6. 六七日(むなのか)
  7. 七七日(なななのか)
  8. 百か日
  9. 一周忌
  10. 三回忌
  11. 七回忌
  12. 十三回忌
  13. 十七回忌
  14. 二十三回忌
  15. 二十七回忌
  16. 三十三回忌
  17. 五十回忌

その後は、特定の回数を基準として、例えば百回忌、

または、毎年の命日に続けて法事を行う家庭もあります。

特に大きな節目とされるのは50回忌までですが、これ以上も行う家庭や、これよりも少なく行う家庭もあります。

実際には家族の意向や状況、所属する寺院や宗派の教えに従って、どの回数まで法事を行うかを決めることが多いです。

 

法事は何回忌までやる?

では、世の多くの人は、何回忌まで法事を務めるのでしょう。

あくまでも、家族の意向や状況、所属する寺院や宗派の教えによって、違ってくることを前提にしつつ

一般的な事例でいうならば

通常は、「三十三回忌」まで行うのことが多いです。

なぜならは、仏教では、三十三回忌が一区切り。これを過ぎると故人がご先祖様の仲間入りをする。

とされているからです。

三十三回忌というと、命日から、32年目になります。

これを読んで、32年?!と驚いた方も多いかもしれませんね。

 

今は、核家族化が進んでいることと、コロナの流行があったことから、

法事に対しての考え方にも変化が出てきているようにも感じますが、

今までの考え方でいくならば、

三十三回忌を節目にすることが一般的です。

法事の回忌早見表

下の表は、2000年1月1日が故人の亡くなった日だと考えた場合の、法事の名称と、数え方です。

日付 法事の名称 故人が亡くなってからの日にち・年数
2000年1月7日(金曜日) 初七日(しょなのか) 数えて7日目
2000年1月14日(金曜日) 二七日(ふたなのか) 数えて14日目
2000年1月21日(金曜日) 三七日(みなのか) 数えて21日目
2000年1月28日(金曜日) 四七日(よなのか) 数えて28日目
2000年2月4日(金曜日) 五七日(ごなのか)三十五日 数えて35日目
2000年2月11日(金曜日) 六七日(むなのか) 数えて42日目
2000年2月18日(金曜日) 七七日(なななのか)四十九日 数えて49日目
2000年4月9日(日曜日) 百か日 数えて100日目

四十九日までは、7日ごとなので、同じ曜日になります。

 

日付 法事の名称 故人が亡くなってからの日にち・年数
2001年1月1日(月曜日) 一周忌 1年後
2002年1月1日(火曜日) 三回忌 2年後
2006年1月1日(日曜日) 七回忌 6年後
2012年1月1日(日曜日) 十三回忌 12年後
2016年1月1日(金曜日) 十七回忌 16年後
2022年1月1日(土曜日) 二十三回忌 22年後
2026年1月1日(木曜日) 二十七回忌 26年後
2032年1月1日(木曜日) 三十三回忌 32年後
2049年1月1日(金曜日) 五十回忌 49年後

 

一周忌は亡くなった日より一年なので、わかりやすいですが

3回忌以降は、”満”の数え方になりますので

年数で行くと、マイナス1年することになります。

なので、3回忌であれば、亡くなった日の2年後ということになります。

 

宗派の違い

真言宗

真言宗は、十七回忌、二十五回忌、三十三回忌。三十三回忌が弔い上げ。
五十回忌・百回忌・百五十回忌と、長期間法要をします。

曹洞宗・臨済宗・日蓮宗

曹洞宗では、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、もしくは、二十三と二十七を合わせて二十五回忌にする場合も。
三十三回忌が弔い上げ。

曹洞宗は五十回忌がある地域も。

日蓮宗は法要を取り仕切る人が亡くなるまでの場合も。

浄土宗・浄土真宗

浄土真宗では、一周忌から三十三回忌まで。三十三回忌を弔い上げ。

 

※ちなみに浄土真宗の場合は、「故人は亡くなったあと、すぐに極楽浄土へ行く」と考えられています。

そのため、故人のために行うのではなく、遺族が故人を偲ぶ場としての意味合いになります。

 

私のまわりの場合は

ちなみに私の周りでリサーチすると

ほとんどの方が17回忌まではきっちりとやり、そのあとは、さまざまでした。

 

23回忌、27回忌になると、やったという人は少なくなっていきました。

節目として33回忌だけはやるつもり。

という意見は、多く聞きました。

まとめ

何回忌の法事をおこなうのかは、

地域、流派によって、違う場合もありますし、省略できる場合もありますが

基本的には33回忌まで、とりおこなうのが多いようですが、

お世話になるお寺のお坊さんに相談するのが一番、安心で間違いがないでしょう。

ただ、家庭の事情もありますので、

家族や親族と十分話し合って、全員が納得いく結論を出すのが一番です。

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