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【グッドドクター】日本版ひどい?山崎賢人の知的障害役の演技に賛否?

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グッドドクター山崎賢人演技

『グッドドクター』日本版の評価はひどい?山崎賢人の知的障害役の演技に賛否

山崎賢人さん主演のドラマ日本版「グッド・ドクター」は

じつは、放送当時

障害者への扱いがひどすぎるとネットでは騒然となったドラマです。

当初、高視聴率を期待していないドラマの筆頭として、名を挙げられていたのですが

蓋を開ければ、高視聴率をキープ。

ドラマ「グッドドクター」が評価されたのは、なぜ?

今回は、このドラマが評価される訳にせまってみたいと思います。

目次

『グッドドクター』日本版のあらすじ

『グッドドクター』はもともとは、2013年の韓国ドラマのリメイク版で

韓国では大ヒットしたドラマです。

アメリカでもリメイクされ、これも、人気となり

とても素晴らしいドラマとなっています。

山崎賢人(やまざきけんと)さん演じる新堂湊(しんどうみなと)は、

先天性の自閉症スペクトラム障がい者であり、小児外科の医師です。

彼は、サヴァン症候群といって、人並み外れた記憶力や空間把握能力を

持っているため、医師としての知識量は、一般の医師をも上まわるほど。

しかし、

自閉症特有の、人間関係を築く力に弱さがあるため、

彼の個性を理解できない周りの人々との間で、様々な問題が起きていきます。



しかし、上野樹里さん演じる指導医や、

子供の頃からの理解者である柄本明さん演じる病院長などの

サポートによって、様々な人間関係の問題を乗り越えていきながら、

周りの人々へも影響を与えていく。

という、お話。

もう、すでに、他国ではヒットしていることからも

話の内容的には、おもしろいものであろうことは想像できましたが、

このドラマの主人公が先天性の自閉症スペクトラムという障がいがあるという、

地味目のテーマであり、

わかりやすく、視聴率が取れる要素があまりなく、

キラキラ感のないドラマとして視聴率は期待されていませんでした。

ところが、ドラマがはじまってみれば、いきなりの好スタートです。

それはなぜか?

日本版『グッドドクター』の評価は?

このドラマの目玉の一つは、

山崎賢人さんが、自閉症スペクトラムという障害のある青年をどのように演じるのか。

だったのですが、

この、山崎賢人さんの演技が上手い!と、予想以上の高評価なのです。

障がい者が扱われるこの手のドラマには、必ず巻き起こる

様々な意見は後で述べるとして、

まずは、主人公を演じる山崎賢人さんに注目してみましょう。

山崎賢人『グッドドクター』の評価は?

山崎賢人さんのプロフィール

名前:山崎賢人
読みかた:やまざきけんと
誕生日:1994年9月7日
出身:東京都
血液型:A型

経歴
2009年~「ピチレモン」メンズモデルデビュー。
2010年~「熱海の捜査官」で俳優デビュー。
「orange -オレンジ-」で「第39回日本アカデミー賞」新人俳優賞・優秀賞を獲得。
NHK連続テレビ小説「まれ」(2015年)
ドラマ「デスノート」(2015年)
映画「ヒロイン失格」(2016年)
映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」(2017年)
ドラマ「陸王」(2017年)
ドラマ「トドメの接吻」(2018年)
映画「羊と鋼の森」(2018年)
アトムの童(2022年)
ゴールデンカムイ -北海道刺青囚人争奪編-(2024年)

書ききれないので、ほんの一部を紹介。

山崎賢人さんの名前が世に知られるようになったのは、やはり

NHK朝ドラ土屋太鳳さん主演の「まれ」での相手役での出演からでしょう。

このドラマでブレイクを果たし、人気女優となった土屋太鳳さんの夫役として、

山崎賢人さんも、一気にブレイクを果たしました。

山崎さんは、爽やかなルックスと抜群のスタイルで、

女性ファンを取り込むことに成功。

漫画原作の青春もの系の映画に多数出演し、イケメン俳優枠の代表格として

成長します。

山崎賢人の演技力と前評判の悪さ

山崎賢人さんは、怒涛の如く、主演作品目白押しで

あっという間に、人気俳優の仲間入りをしましたが

この、『グッドドクター』のドラマがはじまる前あたりは

ドラマ、映画の評価がいまいち芳しくなかった時もあり、

演技に関しては、

ドラマ「デスノート」で、人気のキャラクター「L」を演じたところ

「L」役として高評価だった松山ケンイチさんと比較され、

かなり、演技下手と、叩かれてしまったりと

ちょっと、かわいそうな時期だったのかなと感じています。

個人的な印象を言うならば

私は、朝ドラファンなので、朝ドラ出身の俳優さんは、ずっと注目し、応援する傾向があります。

この、ひいき目の私から見ても、

ドラマ「陸王」あたりは、いまいち光り方が鈍い感じか?

と、心配しておりました。

漫画原作などの学園もの映画のヒットは、相手役のかわいい女優陣に

引っ張られての動員数。との噂もありました。。。

そのせいか、今回の「グッドドクター」も、高視聴率期待ドラマからは

漏れていたようです。

しかし、いざ、ドラマが始まってみると・・・

なかなかの高評価となったのです。

山崎賢人の障害役について

自閉症スペクトラム障がいの主人公を演じる山崎賢人さんは、

なかなかの演技力で、事実、ネットでの評判もすこぶる好感触でした。

個人的には、ちょっと、幼い感じが出過ぎのような気もしましたが

仕事つながりで障害のある方と関わる機会の多い筆者から見ても

なかなか上手に雰囲気を捉えられているのでは・・・?

と感じましたが、みなさんは、どう思われましたか?

一つだけ、細かいことを言うならば、

自閉症スペクトラムの方は、人と目を合わせるのが苦手な方が

多いのですが(あくまでも割合的には・・・です。目を見てくれる方もいます。)

上野樹里さん演じる主人公の指導医と一緒に、

はじめて立ち飲み屋に行くシーンがあったのですが

この時点では主人公は、指導医とは、まだ、慣れていないはず。

そのため、もう少し、

アイコンタクトがずれる感じがでてもいいのかな〜なんて

個人的には思ったりしたのですが、

・・・まあ、あくまでもドラマなので、そこまでする必要はないか。と、

一人突っ込みをしつつ、「グッドドクター」、楽しく見させてもらいました。

安定感の上野樹里の相手役

さて、もう一人の立役者であろう方が

主人公の指導医を演じる上野樹里さんではないでしょうか?

結婚して、しばらくお仕事から離れていた印象ですが、

この『グッドドクター』は久々の連続ドラマ出演です。

楽しみにされていた方も多かったのではないでしょうか。

上野樹里さんと言えば、

こちらもNHKの朝ドラである、

石原さとみさん主演の「てるてる家族」に出演。

筆者も「誰?この、かわいい子!」と

衝撃を受けたのを、よく覚えています。

案の定、その後は、様々な映画、ドラマに引っ張りだこの超人気女優に成長。

視聴率も取れる演技派女優として、人気を安定したものにしました。

2011年にはNHKの大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜 」に主演。

しかし、この「江」の評判が、残念ながらいまいち・・・。

大変な人気となったドラマ「のだめカンタービレ」(2006年)の時の

演技がしばらくは、抜けきらないのか、

ちょっと、アンチが増えてしまった感じでした。

そんなこんなで結婚されてのしばらくぶりのお仕事復帰作となった、

『グッドドクター』出演だったのですが

蓋を開ければ、抜群の安定感で、ネットでの評判も上々でした。

心配していた、のだめ風のしゃべり方も

封印されていたので、嬉しい限り。(^▽^)

本来の彼女の持ち味を発揮してくれたと、これまた、

朝ドラ出身俳優を贔屓にする私としては、嬉しい限りです。

他にも、

このドラマでのキーマン役である小児外科主任役の藤木直人さんや、

障がいのある医師として主人公を病院に招いた、病院長役の柄本明さんなどの

魅力的な俳優陣に支えられているのも、このドラマを盛り上げる要素の一つとして、

忘れてはいけないでしょう。

日本の「グッドドクター」はひどい?

さて、この手のドラマでは、必ず話題になるのが

「障がい者に対しての扱い方」です。

この『グッドドクター』に関して言わせていただくのならば、

「おいおい!頼むよ~」の連発。

ちょっと、ギャグの世界ですか~?(笑)

ってほど、ひどいです。もう、めちゃくちゃ。

と、言いますのは、

障がい者である主人公の扱いに困惑する病院側の対応はもちろんのこと

藤木直人さん演じる小児外科主任の高山が、主人公に対して

非人道的なひどい言葉を連発するわけです。

「お前は医者失格だ!」とか「自閉症の人間に医師は無理です。」とか、

滅茶苦茶ひどい暴言を発するにはじまり、

「お前は出ていけ!」と、派手に突き飛ばす始末。(おいおい、ありえへんて・・)

挙句の果てには、病室や手術室への入室を禁止し、

医者としての勉強をする機会さえも奪うという、傍若無人さ。
(笑えるほどわかりやすい、悪者っぷりです。)

ただ、こんなひどい扱いを見させられている視聴者でも

この小児外科主任を藤木直人さんが演じている時点で、

絶対にこの人は、悪者ではないし、

山崎賢人さん演じる主人公を思っての行動かもしれないということが、

もう、すでにプンプン臭ってくるわけです。

なので、最終的には、味方になってくれるんだろうな~というのは

わかってはいるのですが、人道的にはアウトなことばかりです。

さすが、原作が韓国ドラマだけあって、

主人公をこれでもかというほどイジメ抜く、マゾ的要素が

ふんだんに垣間見えて、違う意味で楽しめます。(笑)

というわけで、

私的には、あくまで、痛めつけられた人が最後には認められる。という

韓国ドラマっぽい流れがわかっているため、

藤木直人さんのひどすぎる障害者扱いに対しては

問題なく、モヤモヤせずに見ていられます。

が、

心配なのは、そんな下地もなにもない人が

このドラマを見て、変なふうに学習してくれるなよ。というあたりです。

なんでもそうだと思うのですが、無理解って怖いですよね。

障がいのあることをただの、出来の悪い人間。ただの偏見の対象として見、

態度や言葉に表出しても、それは、心の中でみんなが思っていることを

代弁してやっただけだ。とか、

そんな風に、偏見を正当化してしまう考えの浅い人が、

出てしまわないことを切に祈ります。

藤木直人さんの障害者へのひどすぎる扱いよりも

心が痛くなるのは、

他の病院関係者や、患者の子どもの保護者たちの、

しら~とした冷たい雰囲気です。

なんだか、こちらの方が現実味を帯びている感じがして、つらくなりましたわ。

このような状況に、子供の頃からさらされて生きてきた人たちが

実際に、いるであろう・・・。

事実、社会に適合しにくくて、悩んでいる本人や、家族は

この世の中にはごまんといるわけで、

心ない言葉や、態度は、ドラマほど露骨ではないにしろ、

実際にあるのは確かで・・・。

主人公が、心ない言葉を放った人から謝罪される場面で

「大丈夫です。僕は人と違います。慣れています。」

と、言うのですが

さすがに、この言葉には胸が締め付けられました。

山崎賢人さんが、屈託のない笑顔でこの言葉を言うんですよね・・・。

その笑顔が、またつらさを増長させてくれるわけで・・・。

これ・・・

現実問題、実際にもありそうで・・・。(´;ω;`)

“障がいのある人を理解し共に生きよう”という

理想と現実とのギャップ。

そして、障がいのある人が不当な扱いを受けても持ち続けるピュアな部分を

如実に表しているように思えて仕方ありませんでした。

・・と、ここまで考えさせてくれた山崎賢人さん!

演技、グッドです!!

なかなか、上手く表現されてるな~と感心しつつ、

イチ視聴者として、毎回、泣かしてくれました。

まとめ

『グッドドクター』の日本版の評価がひどいのかどうかについて

お伝えしました。

決して、日本版の評価がひどいわけではありませんが

障害者の扱いがひどいことは間違いありませんでした。

ある意味、一見の価値あります(笑)

ドラマ自体は、とてもおもしろく、評判も良かったですよ。

世の中で、働きにくさ、生きにくさを抱えている人達の

希望を指し示す光となるドラマとなってほしいものです。

そして、このドラマをきっかけに山崎賢人さんには、

様々な役を演じ分けることのできる息の長い俳優さんとして

活躍していっていただきたいです。

ドラマ「グッドドクター」の障害者の扱いがひどいわりには

評価が高いのは、

山崎賢人さんの演技の上手さと、脇を固める俳優陣の安定感。

そして、障がいを持つゆえの発達の弱さを

いかしながら人間関係を構築していく主人公のひたむきな姿に

感動者続出中。だからでしょう。

ぜひ、『グッドドクター』見てみてください。

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