愛知県の津島市には、ユネスコの無形文化遺産に登録されている
600年という歴史のある有名なお祭りがあります。
それは、尾張津島天王祭(おわりつしまてんのうまつり)。
地元の人は、天王祭(てんのうまつり)や、津島祭り(つしままつり)と呼んだりしています。
日本三大川祭りのひとつで、夏祭りの中でも最も華麗で美しいと言われているお祭りです。
出典:http://www.city.tsushima.lg.jp
このお祭りは、2日続けて開催されるのが特徴で、
朝のお祭り(朝祭)と、夜のお祭り(宵祭)があります。
毎年7月の第4土曜日とその翌日の日曜日に開催されます。
尾張津島天王祭の日程とアクセス
津島天王祭は、毎年、7月第四土曜日と翌日の日曜日に開催されています。
日程
宵祭り:7月 最終土曜日 18:00~
朝祭り:7月 最終日曜日 8:40~
場所
天王川公園&津島神社
・天王川公園:津島市宮川町1丁目
・津島神社:津島市神明町1
アクセス
電車の場合:
名鉄「津島」駅下車。徒歩約20分
車の場合:
・東名阪自動車道「弥富IC」より約15分
・国道155号線江西交差点を東へ。すぐ。
尾張津島天王祭りの特徴と花火
—宵祭—
はじまりは、夜のお祭り、宵祭(よいまつり)からはじまります。
宵祭のメインは、なんといっても、提灯(ちょうちん)船です。
お祭り自体は、朝の10時頃からはじまってはいるのですが、
やはり尾張津島天王祭といえば
午後6時ごろからはじまる花火とともに、お祭り気分が盛り上がっていきます。
午後7時頃から、船の提灯に火をともす如意点灯がはじまり、
そして、午後8時45分頃になると、いよいよ、宵祭りのメインがはじまります!!
おもむろに5艘の巻藁船(提灯船)が車河戸から天王川に漕ぎ出でていき、
ゆったりと、川を移動していきます。
たくさんの数の提灯を付けた舟が、天王川をゆっくり漕いでいく姿は、
とても、美しく幻想的で、一瞬にして、何百年も前の世界へと私たちを誘ってくれます。
是非、みなさんにも、楽しんでいただきたいです。
一行は御旅所の神輿に拝礼すると、また、車河戸へと戻ってきます。
(公園中心の池の真ん中まで出て行って、戻ってくるという感じです。)
宵祭スケジュール
10:00~ 神輿渡御
19:00~ 点火
20:30~ 迎え
20:45~ 出船
21:30~ 御旅所着
花火
時間は18:00~20:45頃まで。水上花火と打ち上げ花火が随時、着火されます。
—朝祭—
次の日は、朝祭です。
5艘は、夜の間に提灯などを外し、朝祭用に飾られ、囃子方(締太鼓・笛・太鼓)などが乗船し、
天王川を奏楽しながら漕ぎ渡ります。
夜とは違い、色鮮やかなに飾られた船は、また、格別の華やかさです。
そして、そのあと、神輿を津島神社まで運んでいきます。
出典:http://www.city.tsushima.lg.jp
朝祭スケジュール
08:40~ 迎え
09:00~ 出船
09:45~ 御旅所着
10:30~ 神輿還御祭
11:30~ 稚児の神前奏楽(津島神社)
桟敷席と有料観覧席の申し込み方法は?
この雄大な尾張津島天王まつりを、混雑の中、苦労することなく
優雅な気持ちで観覧したいですよね。
そんな方には桟敷席(マス席)と有料観覧席(パイプ椅子)がおススメです。
この桟敷席(マス席)と有料観覧席(パイプ椅子)をゲットするには
前もって、申し込む必要があります。
津島市観光協会に申し込みます。
受付電話番号は、0567-28-8051
受付開始:毎年、5月末~6月1日あたりからの申し込み開始となります。
すべて、定員になり次第終了となりますので、お早めに。
金額は、毎年同じ金額のものもあれば、微妙に値上がるものもあるので、
確実な金額ではありませんが、金額の目安としてお伝えしますと・・・・
屋形桟敷(丸池北東側)
1区画は間口3.6m、奥行2.7mの屋形桟敷を建設できる区画。
—区画料金—(過去の金額です。目安でお考え下さい)
・特等・・・6万円
・1等・・・4万8000円
・2等・・・4万500円
・3等・・・3万3000円
屋形桟敷位置は、のちほど抽選あり。
—観光桟敷—
1区画は間口1.8m、奥行2.7mのます席
観光桟敷西側(丸池西側)
・桟敷席1区画・・・4万4000円 (電灯料金含む)
・テーブル席1区画・・・4万1000円 (電灯料金含む)
観光桟敷東側(丸池東側)
・桟敷席1区画・・・4万5000円 (電灯料金含む)
・テーブル席1区画・・・4万3000円 (電灯料金含む)
・観覧席(パイプ椅子)1席・・・2500円~3500円
※過去の金額です。目安でお考え下さい
尾張津島天王まつり駐車場情報
津島神社は、名鉄津島線「津島駅」の近くなので、
駐車場は、小さめなものを含めれば、駅周辺にそこそこ、ありますし、
スーパーも何件かあります。
が、
尾張津島天王祭の時は、天王川公園の周りの道路は、通行止めになりますし、
17時頃には、国道155号線をはじめ、周辺道路は渋滞になります。
なので、
天王川公園に、車を持っていこうなんて、考えないほうがいいです。
天王川公園の周辺の道は、もともと狭い道が多いので、ハマると、狭さと人混みのせいで
Uターンだってできなくなるので要注意です。
土曜日の宵祭りの17時頃から22時半頃は大混雑のピークになります。
無料駐車場
台数も少なく、オススメとは言えませんが
臨時の無料駐車場もあります。開放時間早めに停めることをおすすめします。
※過去の事例です。目安でお考え下さい
・総合保険福祉センター :愛知県津島市上之町1丁目60:17:00~
・文化会館: 愛知県津島市藤浪町3丁目89−10:17:00~
・西小学校: 愛知県津島市大和町1丁目14:13:00~
・海部総合庁舎:愛知県津島市西柳原町1丁目14:18:00~
・市役所:愛知県津島市立込町2丁目21番地:18:00~
・商工会議所 :愛知県津島市立込町4丁目144:18:00~
・南小学校: 愛知県津島市常盤町4丁目20:17:00~
・津島市立図書館:愛知県津島市老松町1−1:16:00~
尾張津島天王祭のおすすめ観覧場所と穴場スポット
天王川公園は、お盆のように、公園部分が周りの道路より低い位置にある公園なので、
道路よりであれば、どの地点でも、全体を見渡すことができます。
この天王川公園の地図をご覧ください。
(上のグーグルマップと同じはずなんですが・・・・汗)
下手くそで笑っちゃいますが、提灯船が動くルートと
観覧場所を色分けしてみました。
天王川公園はオットセイが上を向いてるかのような形なんですが、
オットセイの頭の部分あたり、赤の部分が、まさしくメインの観覧場所です。
トイレもあり、屋台も多い。
最高の観覧場所になりますが、同時に、最高の混雑スポットになります。
昔よりは、混雑具合が少し緩んだような気がするのですが
やはり、大人気のメイン場所ですので、混雑します。
そのため、もう少し、ゆったりと観覧しようと思うならば、
公園の東側(オットセイの首側)、緑で塗ったあたりの松林のあたりなら、
もう少しゆったりできると思います。
そして、提灯の船を間近で見るには、紫のあたりがおすすめです。
船が出発する時間には、黒丸部分で船が待機しているあたりに行ってみてください。
柵があるあたりで、待っていれば、雄大な提灯船をバッチリ写真に撮ることができると思います。
まとめ
愛知県津島市の津島天王祭りについてお伝えしました。
年により、変動はありますが
うまくいけば、花火も見られるかもしれません。
是非、夏休みの楽しい思い出を作ってくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。